風は運んでくる、花の薫り、海の薫り、月の薫り、満たされた薫り、孤独の薫り、贅沢な薫り、争いの薫り、風は、留まるところはない。

私は空を飛んでいく

私は空を飛んでいく。ただひたすら、どこまでも、いつまでも、お腹もすかず、疲れもしない。すばらしい景色、満たされた気分。そこに、不安や恐怖は、微塵も存在しない。

沈んでゆく

沈んでゆく。身体の中へ沈んでゆく,お腹の方へ、足の方へ、つま先から、沈んでゆく、草原を沈み、樹の根を、砂浜を、貝殻の中を沈み、音のない世界、深海から、深海から、もっと深く、もっと深く、暗さよりもさらなる暗さへ、吸い込まれるように、うっすらと淡い光に向かって沈んでゆく。碧く、深とした薫りが入り込む。淡い光をさらに沈み、優しい光に変わってゆく。

何故、自分と違うと人は受け入れないのか

何故。人は他を排除したがるのか。自分の国と、ほかの国を分け違う人種を差別する。1個人の存在とは何だろうか、自分の国が大切なのは自分の親、兄弟、子供、知人、すなわち自分があるからである。こちらの常識も自分が他方に有れば常識も他方のそれに変わる。

手のひらから抜け落ちてゆく

手のひらから抜け落ちてゆく 髪の毛のように、体の細胞の一部のように、身体の痛みも心の痛みも。花びらが散るように木の葉が風で舞い上がりちりじりに飛ばされてゆくように心の中も飛び散ってしまえばいい 最後の一滴まで全てがなくなるように 生まれ来る前のように 

文化、伝統、何の疑問も抱かず信じる人の一部になっている

信じ込んでしまう、と、なにも受け付けなくなる。宗教、占い、人間関係、食べ物まで生活するなかのひとつひとつ。それらはすべてが自分の考えではない。歴史など膨大な文献で残されているもの、国、町、村、それぞれの文明、伝統から、一家族の風習、日々の生活に至るまで、人間は、自分の国、自分の人種、自分の宗教、自分の習慣まですべて自分を基準に善、悪、正,誤、好、嫌、など判断する。当たり前のことを疑問に感じ追求してみる

在るモノは無

すべての万物森羅万象は、存在していて存在していない。生あるものには必ず死があり、形あるものはいつかは壊れる。地球も隕石の衝突、核戦争で砕け飛ぶか、数百年あるいは数億年後かもしれないがいつか、生命、輝きは消え死んだ星のひとつになるかもしれない。必ず終わりは来るのだ。