崇高とは
崇高とは 気高さ 叡智にあふれた 動じない 憐憫のない 神々しさ 王であれ
法王であれ、高僧であれ権力のそれは崇高ではない 恐怖を感じさせない 壮大で 悠大 荘厳なもの 慟哭の中にある静謐のように何者にも侵されない 何者をも従属させない 近寄れないが受け入れてくれるもの 感知できない包容力 何かの組織に組み込まれているものは崇高とは言えない あらゆる事柄から離れて佇むもの 善からも悪からも喜からも哀からも すべてを含んでいるが、全てにおいて左右されない 多分 もうこの世の中には崇高な人物とはいなくなってしまっただろう もしかしたら、 子供だろうと全ての人々から一瞬でも垣間見ることができるかもしれない
死とは
世界中人種、貧富の差、考え方、信じるものなど、様々な違いはあるが 死 は
自分の死 愛する者の死 には 一部の例外はあるかもしれないが 全ての人間が歴史的にも おそらくは未来永劫 悲しみ恐れおののくだろう 失う という事はつらく悲しいと人間には本能的に備わっているのか 宗教や、自殺、殺人は、問題外にして
死 は本当につらく悲しくひどいことなのだろうか 死とは この世界でただ一つの確かなことである。生 よりも確かで、間違いがなく 絶対的に噓ではない。真実なので信じる必要もないのだ。死の世界とは、思考が考えうるものとは全くの別物、想像もつかない創造の世界なのである。誰も踏み込んだことのない世界、世でも、界でもない空間でもない、そういうものではないのだ。
悲しみの谷
この世界は悲しみの谷ではない。すべて思い通りになるのだ。奇跡、神、悪魔などよりも、将に地球、生物、人類こそが、神秘なのだ。これまでに言い伝えられている、様々な国の宗教的な、または反宗教的な伝聞、記録、考え等すべて人間の思考なのである。この世には、人智の及ばぬ事は多々ある。この世界は悲しみの谷ではなく、未知の希望であふれている。昔は小説や映画の物語に過ぎなかったロボットが現実に、製造され、数百年前は、人類の平均寿命30歳くらいだったのが将来200歳になり、ロボットも、人格を持ち、人類の進化で空を飛ぶ人間が、新人類が誕生するのも夢ものがたり
ではないかもしれない。神と呼ばれているものが宇宙人なのか 宇宙人が実はすでに亡くなりあの世におられるご先祖様だったのか 森羅万象全ての疑問はひとつの点に集結する
風
風は運んでくる、花の薫り、海の薫り、月の薫り、満たされた薫り、孤独の薫り、贅沢な薫り、争いの薫り、風は、留まるところはない。
私は空を飛んでいく
私は空を飛んでいく。ただひたすら、どこまでも、いつまでも、お腹もすかず、疲れもしない。すばらしい景色、満たされた気分。そこに、不安や恐怖は、微塵も存在しない。
沈んでゆく
沈んでゆく。身体の中へ沈んでゆく,お腹の方へ、足の方へ、つま先から、沈んでゆく、草原を沈み、樹の根を、砂浜を、貝殻の中を沈み、音のない世界、深海から、深海から、もっと深く、もっと深く、暗さよりもさらなる暗さへ、吸い込まれるように、うっすらと淡い光に向かって沈んでゆく。碧く、深とした薫りが入り込む。淡い光をさらに沈み、優しい光に変わってゆく。
何故、自分と違うと人は受け入れないのか
何故。人は他を排除したがるのか。自分の国と、ほかの国を分け違う人種を差別する。1個人の存在とは何だろうか、自分の国が大切なのは自分の親、兄弟、子供、知人、すなわち自分があるからである。こちらの常識も自分が他方に有れば常識も他方のそれに変わる。